2020年は、10月1日~ 25日オンラインで開催しました。
その一部、アーカイブとして2021年9月30日まで公開します。

東京湾の持続可能な海洋環境の保護、発展への寄与を目的とした包括協定を締結
一般社団法人セイラーズフォーザシー 日本支局(SAILORS FOR THE SEA JAPAN)

セイラーズフォーザシーは、2004年に米国のロックフェラー家当主であるデイビット・ロックフェラー・ジュニア氏によって設立された、海洋環境改善を目的としたNGO団体です。セイラーであるロックフェラー氏の声かけでマリンスポーツ愛好家が中心に始めた海洋環境保護活動が、政策提言や市民啓発活動を目的とするNGOに発展。日本支局は2011年に発足しました。

その活動はCLEAN REGATTAS(クリーンレガッタ)運営、BLUE SEAFOOD GUIDE(ブルーシーフードガイド)推進、KELP(Kids Environmental Lesson Plans)による子ども達への海洋環境教育の3つのプログラムを基軸としています。さらに日本支局では、三重県や神奈川県三浦郡葉山町などの地方自治体との包括協定や、企業や大学とのパートナーシップ締結など、海洋環境を守る活動を積極的に行なっています。

目次

CLEAN REGATTAS(クリーンレガッタ)

America’s Cupを筆頭に世界中のセーリングイベントが参加。
海を愛するセイラーが中心となって、海洋環境の危機を発信

クリーンレガッタとは、ヨットやボートなどの各種レースやイベントが、海洋環境に配慮したものとなるために主催者が利用できるプログラム。環境に配慮するチェック項目を提供し、主催者および参加者が実行することで、海洋環境に高い配慮を行う活動としてその取り組みが世界に発信されます。レベルは5種類あり、各レベルの基準を満たしたと判断されたレースには認定証を授与しています。このプログラムには現在、世界最高峰のヨットレース「America’s Cup」を筆頭に世界中の主なセーリングイベントが参加。日本でも海洋環境活動への関心が高まっていることから、クリーンレガッタプログラムに参加するレースやイベントが増えています。

海に対して深い愛情を持ち、最も良く海の状況を把握しているセイラーから情報発信を行い、世界中すべての人が海洋環境問題に関心を持ち行動を起こす未来を目指し、活動を続けていきます。

<CLEAN REGATTAS(クリーンレガッタ)プログラム例>

●葉山マリーナヨットクラブ
インターナショナルフレンドシップレガッタ
大使館対抗ヨットレース

葉山マリーナヨットクラブ主催のヨットレース。各国の大使館関係者を招き、国際親善・ 交流を目的にヨットレースを開催。

●葉山マリーナヨットクラブ クラブレース
Sailors for The Sea Cup

葉山マリーナヨットクラブで毎年行われているクラブレース。海洋環境に配慮し、レース運営が行われている。

BLUE SEAFOOD GUIDE(ブルーシーフードガイド)

伝えたいのは海洋資源の正しい知識と知恵、そしてマインド。
自分たちの選択で未来が変わることを知って欲しい

ブルーシーフードガイドとは、持続可能なシーフードの消費を推奨するプログラム。独自の科学的メソドロジーに基づいて資源量・生態系への影響・管理体制など水産物の持続可能性を評価して選定したシーフードリスト「ブルーシーフードガイド」を、年1度更新して発行。「おいしく、たのしく、地球にやさしく」をモットーに消費者に知識と情報を提供し、海洋環境に関する意識啓蒙を目指しています。

欧米ではサステナブルシーフードという概念は一般的であり、水産資源を枯渇しない国連の指針に沿った管理漁業がすでに確立。この点において日本は世界に大きく遅れをとっています。まずは消費者として正しい選択ができるか、海洋資源の枯渇を自分事化して考えることができるか、今こそ学びが必要なのです。「ブルーシーフードガイド」はそのためのツールとなるでしょう。

●ブルーシーフードガイド2020 Autumnは、こちらからダウンロードできます。

https://sailorsforthesea.jp/common/data/blueseafoodguide.pdf

KELP(Kids Environmental Lesson Plans)

おいしく楽しみながら、すべての人が豊かになることを目指す
子どもたちへの海洋環境教育は何よりも大切なこと

KELP(Kids Environmental Lesson Plans)とは、海洋環境に焦点を当てた児童・幼児向け教材を活用するプログラム。海洋、環境科学、教育の専門家らによって製作された教材で、ゲーム方式を採用しているので、子どもたちは楽しみながら海洋環境や海の生態系について学ぶことができます。小学校などで定期的な学習活動を行い、海や自然の大切さを学ぶ機会を提供。地域に根差した継続的な海洋環境教育を行っています。
「海洋環境の改善は経済効果に直結する」というのが、世界の潮流。残念ながら日本では、この考え方はまだ主流ではありません。日本の未来を作る子どもたちへの正しい教育が何よりも大事だと考えています。

※教材は、セイラーズフォーザシーのホームページよりダウンロードが可能です。

日本支局理事長 井植美奈子さんメッセージ

セイラーズフォーザシーが取り組む海の環境問題は、ごみ、乱獲、海洋生物の生息環境悪化、そして海洋政策まで、多岐にわたるものを対象としています。私たちのプログラムをもっと知っていただき、海をめぐる問題に関心を持ち、海の環境を改善していくために何ができるかをセイラーズフォーザシーと一緒に考えましょう。

もし、あなたがセイラーであれば、所属するクラブやレース主催者に、クリーンレガッタプログラムを取り入れることを勧めてみてください。マリンスポーツをしない方であれば、まずはブルーシーフードガイドを参考に買い物や食事をすることから始めてもいいでしょう。お子さんをお持ちの方であれば、親子で一緒にブルーシーフードガイドを見ながら会話をしていただければ嬉しいです。海洋資源や生態系について知識と知恵とマインドを子ども達の中に醸成できれば、日本の消費行動の未来は大きく変わります。また教育関係者なら、ぜひKELPを教材のひとつに取り入れてください。子どもたちが海洋環境について楽しく学ぶことが可能です。

今、海は世界中で重大な危機に瀕しています。東京湾もまた例外ではありません。しかし私たちが正しい知識をもって行動することで海を守ることはできます。私たちの選択と行動で未来は大きく変わるのです。

一般社団法人セイラーズフォーザシー 日本支局(SAILORS FOR THE SEA JAPAN)
https://sailorsforthesea.jp/

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