今年は10月1日~ 25日オンラインで開催しました。
一部アーカイブは2021年9月30日まで公開します。

北方四島の豊かな自然や日本人の暮らしを知ろう
独立行政法人北方領土問題対策協会

北海道本島の根室半島沖に点在する歯舞群島、そこから更に北東に位置する色丹島、知床半島の東側にある国後島、日本最大の島にして最北端に位置する択捉島。これら北方四島にはかつて日本人が住んでおり、漁業や水産加工、林業などを営みながら活気に満ちた暮らしをしていた「我が国固有の領土」です。
豊かな水産資源のほか多様性に満ちた動物が生息するなど自然の恵みにあふれた北方四島の魅力や、かつて日本人が暮らしていたことを知り思いをめぐらせることで、四島の未来について一緒に考えてみましょう。

*コンピューターグラフィックで雄大な北方四島の自然を紹介しています
目次

北海道本島の北東洋上に浮かぶ魅力的な北の島々

まずは、北方四島のそれぞれの島の特徴やその魅力について紹介しましょう。

【歯舞群島(はぼまいぐんとう)】
根室半島の沖合に浮かぶ貝殻島(かいがらじま)、水晶島(すいしょうとう)、勇留島(ゆりとう)、秋勇留島(あきゆりとう)、志発島(しぼつとう)、多楽島(たらくとう)などからなる群島です。昆布などの海藻が豊富に獲れることで知られています。

【色丹島(しこたんとう)】
緑で覆われた丘が連なり高山植物が一帯に広がっています。湖や沼がたくさんあり湿原も見られます。天然の良港に恵まれています。

【国後島(くなしりとう)】
沖縄本島より大きく日本第2位の面積を持つ島です。世界で最も美しい二重火山の一つとされる爺々岳(ちゃちゃだけ)があります。

【択捉島(えとろふとう)】
日本最大の面積を持つ島で、日本最北端の島でもあります。1,000m~1,500m級の火山が連なり、温泉が湧き出しています。

多様性に満ちた動物たちが生息する北の楽園

次に、北方四島に生息する動物たちについて紹介しましょう。
北方四島では、北海道本島でも多く見られるキタキツネやヒグマ、クロテンなどが確認されており、国後島と択捉島では、世界に例を見ない白いヒグマが生息していることも分かっています。また、珍しい鳥が多く見られ、赤い美しいくちばしと目の上の長い飾り羽が特徴のエトピリカや、カムチャッカ半島で繁殖した渡り鳥の通り道となっているため、オジロワシ、オオワシなどが確認されています。
この海域にはサケやマス、カニ、エビなどがたくさんいます。これらを餌とするアザラシやオットセイ、シャチなども見られます。世界で有数の生物多様性の高い地域の一つと言われています。
北方四島はいまだ手つかずの自然が残り、海でも陸でも人間の影響を受けず活き活きと生息する動物たちの姿を見ることができます。

漁業を中心に活気に満ちていた日本人の暮らし

最後に、かつて日本人(元島民)が暮らしていたことについて紹介しましょう。
1945年の終戦時、北方四島には3,124世帯、17,291人の日本人が住んでいました。(日本人の人数は、昭和20年8月15日現在において6月以上北方四島に居住していた者の数)
水産資源が豊富なので、たくさんの人たちが漁業や水産加工業で生計を立てていました。漁の最盛期には根室や函館、本州から5,000人もの出稼ぎの人々が集まり、島々は活気に満ちていたそうです。
北方四島を知る元島民の証言(「歴史の証言-元島民が語る北方領土」を参照)から、どんな暮らしがあり、どんな文化が育まれていたのかを知り、また、自然の恵みあふれる四島の魅力に触れることで、私たち国民一人ひとりが北方四島の未来について考え創造し、一日も早い領土問題解決へと歩んでいきましょう。

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