今年は10月1日~ 25日オンラインで開催しました。
一部アーカイブは2021年9月30日まで公開します。

エコで美味しい江戸前を食卓で!
食育から親しむ東京湾
江戸前ブランド育成プロジェクトチーム

「江戸前」という名称は、美味しい魚の代名詞であり、栄養豊かな東京湾で漁獲された種類豊富な魚介類のブランドとして認知されつつあります。江戸前ブランド育成プロジェクトチームは、東京湾大感謝祭2020でオンライン料理教室を開催。食育を通じて江戸前の魅力を多くの人に知ってもらう活動を進めています。

目次

人々の暮らしと自然が共存してきた奇跡の海・東京湾

広重や北斎など江戸時代に活躍した絵師の作品には、江戸の人々の生活や風景と共に、佃島や羽田沖など江戸前の漁の様子が描かれているものがあります。今から200年ほど前、江戸で暮らしていた人々の間にはすでに江戸前の魚たちが浸透しており、生活や食文化を支えていました。そして、時を経た今でも、東京湾で獲れた魚たちが市場を賑わし、私たちの食卓を華やかに彩ることは変わりありません。
ウォーターフロントまで高層ビルが立ち並び、江戸から東京へと発展した現在、大型のタンカーや貨物船が行き交う東京湾で、スズキやタイ、アジ、サバ、イワシ、アサリなど約700種類の魚介類が生息しているほか、シャチやクジラが目撃されることもあります。東京湾は、大都市に暮らす人々の生活と海洋生態系、漁業とが何百年も共存している、世界的にみても稀有な海域であると言えるでしょう。

日本が世界に誇る和食文化は江戸前の魚たちが主役

ユネスコ無形文化遺産にも登録されている日本の和食文化。和食の代表的な料理である握り寿司や天ぷらは、江戸庶民のファーストフードとして親しまれてきた歴史があり、いずれも江戸前の魚介類がメイン食材となって発展してきました。
魚好きだったと言われる徳川家康は、江戸へ城を築く際に摂津や紀州から漁師を呼び寄せて目の前の海で漁業を営むよう推奨したとされており、シラウオやウナギ、海苔、アオヤギなど様々な種類の魚介類が漁獲され、江戸の人々に魚料理が浸透していきました。江戸で生まれた魚料理が現在の和食文化の基礎となっているのです。2013年には和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、近年は世界中の観光客が和食を楽しみに日本を訪れてきます。

深海から干潟まで栄養豊富な東京湾で育つ魚たち

江戸時代には、佃島や深川、品川などが江戸前であると定義されていましたが、現在では、三浦半島の剣崎と房総半島の洲崎を結ぶ、浦賀水道も含めた海域を東京湾=江戸前と呼んでいます。東京湾は、水深700mもある深海から、三番瀬などの干潟もあり、変化に富んだ海域であることはもちろん、魚たちのエサとなるプランクトンなど、栄養が豊富な海であることも大きな特徴の1つです。
1960年代から70年代にかけての高度経済成長期は、工場排水などによる水質汚染が問題となった時期がありましたが、現在では下水道の整備や排水規制により汚染物質の流出は激減しました。東京湾は汚染されているのではなく栄養塩などによる濁りのある海(豊かな海)に戻ってきています。
東京湾の変化に富んだ地形と栄養豊富な海水は、多様な魚介類を美味しく育みます。深海にいるタイ、干潟にいるアサリやホンビノスガイ、黒々とした滋味深い海苔など、東京湾だからこその、深い味わいや脂が楽しめる魚介類がたくさん水揚げされているのです。

オンライン料理教室を開催! 江戸前の魚たちを味わうことで東京湾を身近に感じよう

高度経済成長期を経て、人々が東京湾と親しむ機会は減ってしまいました。海のすぐ近くに住んでいるけれど海に触れることはないという方も多いことでしょう。
そこで、東京湾の魚をご家庭で調理して味わうのはいかがでしょう。「魚をさばくのは苦手……」という方も、コツをつかめば無理なく調理できるようになるはず。東京湾大感謝祭2020では、抽選で500名様に東京湾のお魚をプレゼントし、魚のさばき方のコツを動画配信して、自分でさばいて味わってもらうオンライン料理教室を開催します。

お魚のさばき方教室
鯛の塩焼きの作り方

今、持続可能な世界を実現させるために「できる事は他人任せにせず、自分で行動しよう」というムードが高まっています。最初は慣れなかったエコバッグも、持つこと自体を楽しむようになるのと同様に、魚さばきもコツをつかめばたくさんの種類の魚との触れ合いを楽しむことができます。丸魚をさばいて調理することが当たり前になり、魚の美味しさを通して東京湾の環境や、その未来について考えるきっかけとしてもらえれば。そのために、江戸前ブランド育成プロジェクトチームは、江戸前の魚たちの魅力を伝え続けていきます。

各種お問い合わせは

江戸前ブランド育成プロジェクトチーム

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